蚊帳の幽霊 (かやのゆうれい)*
昔、ある中学校の校長が愛人と一緒に蚊帳の中で眠っていた。
それを見た校長の妻は、蚊帳の外で首を切って自殺した。
その蚊帳は古着屋に売られ、後にある大学生が安価で借り受けた。
だがその蚊帳を吊って寝ていると、息が苦しくなり、部屋の片隅からすすり泣く声が聞こえてくる。
それが三日も続いたので怖くなり、古着屋に蚊帳を調べるよう訴えた。
すると蚊帳には自殺した妻の返り血がついていたという。
『丹後の民話 第一集 -いかがのはなし-』「蚊帳がこわい話」より
この話は京丹後出身の話者が京都にいた時に聞いた話とあるので、おそらく舞台は京都市だと思いますが正確な場所は不明です。
それにつけても校長ひどい。
伝承地:京都市のどこか