滝になった白蛇 (たきになったしろへび)


平の坂尻の少し上に「蛇谷」という谷がある。
ある日、村人が蛇谷近くの滝で美しい白蛇を見つけ、捕まえようと追いかけた。
白蛇は100m程上流へ移動し、断崖に張りつくと、みるみる大きくなった。
やがて断崖の上から下まで届く程になり、それを見た村人は驚いて逃げ帰った。
だが翌日も同じ様子だったので、近づいて確認すると、それは飛沫を上げて落下する滝だった。
村人はこれこそ白蛇の化身だと思い、蛇谷に帰ろうとしたが、隣の細谷で力尽きたという。

『ふるさと岡田中』「蛇谷」より


伝承地:舞鶴市平