影を飲むじゃたゃあ (かげをのむじゃたゃあ)*
昔、ある老婆が大滝の近くの山で木を切っていた。
するとどこからともなく生温いような気配がして、自分の影の上を何かが動いているように見えた。
不思議に思い樹上を見ると、大きな「じゃたゃあ(蛇)」が木に巻きついてペロペロと舌を出していた。
驚いた老婆は走って家に帰り、青ざめた顔で何も言わずうんうんと唸っていた。
そして「大滝でじゃたゃあに影を飲まれた」と言って死んだ。
今も大滝にはじゃたゃあがいるという。
『丹後町の民話 第二集 -ふるさとのむかしばなし-』「じゃたゃあに影を飲まれた」より
「じゃたゃあ」の発音が難しい……。
堤に棲んで人の影を食べる妖怪。
→堤の魔物
伝承地:京丹後市丹後町小脇