狐の化け玉 (きつねのばけだま)
昔、ある狐が慶徳院の小僧に“狐の化け玉(しな玉)”を奪い取られた。
化け玉がなければ化けることが出来ないので、狐は「慶徳院へ取り返しに行く」と小僧に宣言した。
狐が来ることを知った小僧は、油揚げなどの食べ物を用意して待ち受けた。
そして狐は慶徳院に来たが、小僧が用意した油揚げや小豆飯に釣られ、食べている間に部屋に閉じ込められてしまった。
そして狐は慶徳院に来たが、小僧が用意した油揚げや小豆飯に釣られ、食べている間に部屋に閉じ込められてしまった。
更に外から猟師に空砲を撃たれ、狐は「慶徳院の寺へはもうこんこんや」と言って逃げて行った。
それきり、狐が化け玉を取り返しに来ることはなかったという。
『久美浜町の昔話 ふるさとのむかしばなし』「狐の化け玉」より
「化け玉を取り返しに行く!」と小僧に言わなければ罠にはめられずに済んだのでは……。
伝承地:京丹後市峰山町五箇・慶徳院