飛出山の白狐 (とびでやまのしろぎつね)


倉本池(五坊谷池)の上に本堂山という山があり、その中腹に稲荷神社が祀られている。
ある日、村人たちは篠山の有名な拝み屋を呼び、拝んでもらった。
すると、辺りが一瞬暗闇に包まれたかと思うと、銀色の光が走り、その中から真っ白な狐が飛び出した。
驚く人々を尻目に、狐は尾根伝いに墓山の方へ、まっすぐに飛び出して消えた。
それ以来、墓山の辺りを飛出山と呼ぶようになった。

『親と子のふるさと西紀の民話集』「飛出山の白ぎつね」より


墓山の裏には洞穴があり、時々、菰を被った狐が出て来て人を騙していたそうです。


伝承地:丹波篠山市坂本