三坂の狐 (みさかのきつね)*
昔、三坂の干塩稲荷神社に狐が棲んでいた。
この狐は木の葉を頭に当てて女に化けたり、松の葉をつけて男に化けたりして、何度も油売りの老人を化かしていた。
そこで油売りの老人は狐を騙し、松の枝に吊った蚊帳の中へ誘い入れた。
そして狐が逃げられないよう蚊帳の裾を縛って閉じ込め、石を投げて殺してしまったという。
『周枳郷土誌』「狐退治」より
この地方最古の稲荷神社と伝えられています。
遥か昔、三坂の地を大津波が襲ったが、波はこの神社の手前でピタリと止まったため、神社の神威を称え「干塩稲荷神社」と呼ぶようになったそうです。(『干塩稲荷神社案内板』)
伝承地:京丹後市大宮町三坂
