獅子岩 (ししいわ)
獅子崎の海岸から離れた所に、蓬莱島という松の茂った小島がある。
この島は、文殊菩薩が乗ってきた獅子を休ませた所だという。
また、獅子崎の海岸には“獅子岩(獅子石とも)”という獅子に似た形の岩がある。
昔、この岩を庭石にしようと持ち出したところ、吼えて止まなくなったため、元の場所に戻したという。
『丹後州宮津府志』巻之五「小島」
『栗田村誌』「獅子岩」より
文殊菩薩は与謝海(天橋立付近)で暴れ回る龍神を鎮めるため、中国から獅子に乗って宮津にやって来たと伝えられています。
ちなみに、京都市左京区大原の三千院の奥、浄蓮花院というお堂の前には「獅子石」という岩があるそうです。
平安時代の僧・良忍が大原で文殊の法を修めた時、この岩が獅子に変わり、踊り巡って咆哮したと伝えられています。(『雲根志』)
伝承地:宮津市獅子崎(獅子岩の位置は不明)