駕籠に乗る狐 (かごにのるきつね)*
昔、三坂村で葬式があり、安心院の順法という尼僧が呼ばれた。
葬儀を終え、順法は寺へ帰っていたが、その途中、干塩稲荷神社の下で駕籠かきとすれ違った。
葬儀を終え、順法は寺へ帰っていたが、その途中、干塩稲荷神社の下で駕籠かきとすれ違った。
ふと振り返って見ると、駕籠から太い尻尾が下がっていたので、驚いて逃げ出した。
その時近くにいた村人は、慌てて走る順法を見て不思議に思い、寺を訪ねて「どうしたんだ、順法さん」と声をかけた。
その時近くにいた村人は、慌てて走る順法を見て不思議に思い、寺を訪ねて「どうしたんだ、順法さん」と声をかけた。
すると、順法は再び狐が化けて来たと勘違いし、「また来たかあー」と大声で喚いたという。
『周枳郷土誌』「また化かされる」より
狐が駕籠かきを化かして駕籠に乗っていたのか、そもそも駕籠かき自体が狐の化けたものだったのか……。
三坂地区の狐の話。
→三坂の狐
伝承地:京丹後市大宮町三坂