いそ山の狸 (いそやまのたぬき)


昔、与助という老人が「いそ山」という畑の坂を一つ越すと、二つ目の坂で三匹の狸が遊んでいた。
それから木を切りに行ったが、どこまで行っても草ばかりの原で、木は一本も生えていなかった。
不思議に思いながら歩いていると、いつの間にか山奥へ迷い込み、木の枝に引っかけて顔も手も傷だらけになってしまったという。
また、別の老人が盆の十五日に「ちょうしの田」という所へ行くと、大ぼんさん(大入道)が立っていたという話もある。

『わが郷土 丸山小学校創立百周年記念誌』「狸の話いろいろ -小橋-」より


伝承地:舞鶴市小橋