天狗になれなかった男 (てんぐになれなかったおとこ)*
小谷の山の頂上に「天狗さん」と呼ばれる宮がある。
昔、橋谷のある若い男が「天狗にしてやるから天狗さんの宮に籠もって願をかけろ。そうすればお前も天狗になれる」という夢のお告げを受けた。
男は早速天狗さんの宮に参り、一週間程籠もり続けた。
そして「そろそろ天狗になれただろう」と思い、頂上にある大岩の上から飛んでみた。
そして「そろそろ天狗になれただろう」と思い、頂上にある大岩の上から飛んでみた。
ところが男はまだ天狗になっておらず、落ちて足の骨を折ったという。
ある老人は「一週間程度の行では天狗になれない」と話していたという。
『大江のむかしばなし』「天狗のまね」より
天狗への道は長く険しい……。
「お前も天狗になれる」という台詞から考えるに、男に夢を見せて誘ったのは小谷の山の先住天狗でしょうか。
仲間を増やそうと思ったのかな。
仲間を増やそうと思ったのかな。
伝承地:福知山市大江町小原田