富田の狐 (とみたのきつね)


ある夜、村人が秋刀魚を一箱分買って自転車で帰っていた。
だが富田の美月橋から100m程北に行った所で、自転車に紐が巻き付いたような重さを感じた。
そのまま家に戻って箱を開けてみると、秋刀魚は五、六匹ばかりに減っていたという。
この他にも、富田の美月辺りで沢山の提灯が右往左往していたという話や、美月の墓の近くですごい美人に出会ったという話も伝わっている。

『丹波町誌』「狐にたたられた話」より


美月橋北側
富田の美月橋北側の道路。(奥に見える橋が美月橋)
この辺りが秋刀魚盗難現場です。
一箱全て盗って行かなかったのは狐の優しさだったんでしょうか。


伝承地:京丹波町富田