如意寺の白鳥 (にょいじのはくちょう)*
昔、神崎の猟師が久美浜湾で鳥猟をしていた。
すると西にある如意寺の方から白鳥が飛び出してきたので、すかさず銃を撃ち放った。
弾は白鳥の目に命中したが、その瞬間、猟師は盲目になってしまった。
それ以来、この猟師の家は代々目の悪い者が絶えなかったという。
一方、目を撃たれた白鳥は如意寺の泉に降り、その水で目を洗ったところ、たちまち元のように治ったという。
このことから如意寺の泉は眼病の霊薬として広く伝わり、目を病む者が多く参詣するようになった。
『熊野郡伝説史』「如意寺閼伽井の水(久美浜町)」より
白鳥は如意寺の観音が姿を変えたもので、撃たれた目の痛みに感じて、眼病の人を救う目の神様になったとも言われています。

如意寺境内にある霊水「閼伽井(あかい)の水」
祠からチョロチョロと水が流れ続けています。
白鳥が目を洗ったとされる泉の水で、眼病をはじめ様々な病に効くと言われています。
伝承地:京丹後市久美浜町・如意寺