丹波・丹後の妖怪あつめ

京都府北部(丹波・丹後地域)の怪異妖怪伝承を紹介するブログです。

俗信

釈迦堂のごご

釈迦堂のごご (しゃかどうのごご)


柏原の念仏寺に釈迦堂があり、毎年三月十五日には参拝者に「ごご(小さな団子)」が授けられる。
このごごをもらって食べておけば、その年ははめ(マムシ)に咬まれないという。
また、はめのいる所へこのごごを持っていくと、はめは動けなくなって死んでしまうという。

『口丹波口碑集』「柏原のお釋迦さん」より


このお団子は「ハメヨケダンゴ(はめ除け団子)」「オシャカサンノハナクソダンゴ(お釈迦さんの鼻くそ団子)」とも呼ばれているそうです。(『京都府方言辞典』)


伝承地:亀岡市篠町柏原町・念仏寺


だいこのよぼしぎ

だいこのよぼしぎ


木津村では陰暦十月六日を「だいこのよぼしぎ(大根の烏帽子儀)」、同月二十日を「二番よぼしぎ」と言う。
この両日は大根畑に入ってはならないとされ、もし入って茶碗の鳴る音を聞けば、その人は三年以内に死ぬという。

『郷土と美術』昭和十五年八月号「村の民俗」より


大根の烏帽子儀は大根が成熟して一人前になるという意味で、烏帽子を着る儀式をするとも言われています。(『京丹後市の伝承・方言』)


伝承地:京丹後市網野町木津、俵野など


半夏生

半夏生 (はんげしょう)


七月二日の半夏生の日に田畑へ入ると「天から毒が降る」「頭が禿げる」と言われ、この日に農作業を行うことを嫌う。
また、この日に種蒔きや苗の植え付けをしても、種子や苗が腐ってしまうという。
そのため、美山では半夏生には農作業を行わず、休日と定めているところが多い。

『山村の十二ヵ月』「七月 半夏生」より


伝承地:南丹市美山町

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