落武者の鎧兜 (おちむしゃのよろいかぶと)


昔、ある落武者が角村の村人の家に泊まり、一泊のお礼に鎧と兜を置いていった。
村人はその二品を家宝として大切にしていたが、家人以外の者が見ると、必ず腹痛や頭痛を起こすなど身体に異常を来した。
村人は恐ろしくなり、鎧兜を広瀬境の峠の頂上に埋め、その上に祠を建てて祀った。
だが、祠も鎧兜もいつの間にか失われてしまったという。

『和知町 石の声風の音』「角 釈迦堂」より


不潔な人が近づくと動けなくなる鎧。


伝承地:京丹波町角