なべ山の金の鶏 (なべやまのきんのにわとり)
岩滝口駅の裏に「なべ山」という鍋を伏せたような山がある。
夜になるとこの辺りから「コーココッ、コーココッ」と鶏の悲しげな鳴き声がするという噂があり、気味悪がって誰も近づかなかった。
昔、盗人が金の鶏を盗み、なべ山の辺りでなくしたという話があり、金の鶏が居場所を知らせるために鳴いているのではないかと言われている。
『須津の民話』「なべ山の金の鶏」より
山や塚に金の鶏が埋められていて中から鳴き声が聞こえてくるという「金鶏伝説」は、日本各地に伝えられています。
鶏の代わりに黄金の茶釜が埋められていたり、掘り出そうとすれば不幸に見舞われたりと、色々なパターンがあります。
丹波・丹後地域にも広く伝わっていますが、特に亀岡市に多く見られます。

須津のなべ山。
田圃の中にポツンと小さな山があります。山というか丘って感じですね。
「鍋を伏せたような山」と言われていますが、木が生い茂っているせいで本来の形はよくわかりません。
今も金の鶏は埋まったままなんでしょうか。
伝承地:宮津市須津