丹波・丹後の妖怪あつめ

京都府北部(丹波・丹後地域)の怪異妖怪伝承を紹介するブログです。

鏡石

鏡石 (かがみいし)


栃谷の天長ヶ滝へ向かう途中の籠堂に“鏡石”という石がある。
昔、ある人が邪魔になると言って鏡石を谷底に突き落とした。
ところが翌日には元の所に戻っていたので、その人は神に謝り許してもらったという。
また天長ヶ滝の滝壺には、神の使姫の白鰻が棲んでいると言い伝えられている。

『丹後の伝説 ふるさとのはなし』「甲坂の不動さん」より


その他の鏡石


伝承地:京丹後市久美浜町栃谷


弁天井戸の鰻

弁天井戸の鰻 (べんてんいどのうなぎ)


中世木の大山祇神社の境内には「弁天井戸」という井戸がある。
井戸には耳の白い鰻が棲んでいるが、いつも井戸底にいて滅多に姿を見せない。
この鰻が水面に顔を出した時は、必ず雨が降ると伝えられている。

『丹波の伝承』「弁天井戸の鰻」より


伝承地:南丹市日吉町中世木・大山祇神社


大鰻②

大鰻 ② (おおうなぎ)


曽我部村犬飼を流れる川に「裏川」という所があり、そこは飛び石のように岩が並んでいる。
昔、村人が裏川で大鰻を釣って持ち帰ったところ、急な腹痛に襲われた。
村人はこの大鰻は神の使いだと考え、すぐに川へ戻すと腹痛は治まった。
以来、裏川で鰻を捕れば病気になると言われ、川の岩に注連縄を張って立ち入れないようにしたという。

『口丹波口碑集』「鰻の話」より


この他、余部町には人を喰らう大鰻の話が伝わっています。


伝承地:亀岡市曽我部町犬飼


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